【子どもの心の叫びに耳を傾けよう 〜愛があれば犯罪を救える〜】
友人であった歯科医の先生の「犯罪が起こるのに、何か原因がある。その原因の根本を考えなけれいけない。」
その言葉に私は非常に感銘を受けました。
犯罪はもちろんいけない事です。
しかし、犯罪を犯すのは、必ず「その人の背景、心情、生い立ち、動機」があるはずです。
カミングアウトしますと、私は「機能不全家族」と、「両親からの支配的教育」の為、居場所を求め、中高不良友達と連んで、非行行為に走りました。
本当は両親に、「心のSOS」に耳を傾けて欲しかったんです。
「人は弱い生き物」。
承認され、愛され、自己肯定感が満たされる事で、自分自身を認め、愛し、ポジティブに成長するのです。
静岡にいる、敬愛なる産業カウンセラーの先生が仰るに、「ココロのストレスに受け皿になる、ストレスのコップ」にストレスの水が溢れ出すと、以下の行為に走ります。
●反社会行為…非行、犯罪、DV、ハラスメントetc...
●自傷行為…精神疾患、アダルトチルドレン、リストカット、アルコール・薬物依存、自殺etc...
先日の、TOKIOの山口達也の事件、今でも記憶に新しいと思いますが、強制わいせつに至った迄に、様々な背景がある訳です。
・妻との離婚
・寂しさ故のアルコール依存
・寂しさからくる鬱や自殺願望
etc...
そんな状況下から、彼を責められるでしょうか?
強制わいせつは本当にやってはいけない。
でも、いけないとわかっていても何かの起因でやってしまうのが犯罪であり、反社会行為なのです。
そこで、今回はこの二冊をご紹介したいと思います。
【いい子に育てると犯罪者になります】
【反省させると犯罪者になります】
同じ著者なので、類似した内容が書かれておりますが、大切なところだけ、私の私見を含めて述べます。
●少年犯罪を起こす子の共通点は、幼少期に受けた「しつけ」に問題がある。
●明るく笑う「いい子」ほど罪を犯す。
●受刑者の幼少期は100%不遇。
●「つらい過去」に蓋をしてはいけない。
●怒りを吐き出す事で「愛情」の意味に気付く。
●本音を出す事で自分自身の「問題」に気付く。
●非行行為や反社会行為に走るのは、「必要だったから」。
●子どもをしつけする前に、親が「自分自身」を承認し、自己を愛する。
●「親の正義感」は「親のエゴイズム」。
●「模範的な反省」をさせるよりも「自分の内面と向き合う」事が真の反省になる。
●頑張る「しつけ」が生き辛さを生み、犯罪者をつくる。
etc...
「罪を憎んで人を憎まず」
私は自分自身が非行や反社会行為をしてきたり、自傷行為をしてきたからこそ、皆様に「犯罪を犯す人の気持ち」を理解し、腹に落とし込んだ上で、罪を犯した子どもや、いけない事をした人を、愛を持って「諭して」欲しいんです。
マスコミみたいに、犯罪者をバッシング、批判するのは簡単です。
「人の心情に立って考えあげ、勇気を持ってその人の幸せな未来を考えてあげる。」
事が、犯罪抑制に繋がり、平和な社会が生まれると私は思います。
「力で押し付けて、矯正させる」だけだと、なんの解決にもならないのです。
みんなが、平和で、明るい幸せな社会を築きましょう!
※いい子に育てると犯罪者になります
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%84%E3%81%84%E5…/…/4106106590
※ 反省させると犯罪者になります
https://www.amazon.co.jp/%E5%8F%8D%E7%9C%81%E3…/…/4106105209