【ピンチはチャンス!】仕事以外の全てを失ったものを取り返す軌跡のブログ

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【出産二年目で離婚する夫婦続出!? 産後クライシスの心理学】

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今日はシリアスな話を致しますね。

 

少々長いですが、お付き合いくださいませ。

 

お子様がいらっしゃるご夫婦はもちろん、恋人がいらっしゃる方、結婚をお考えの方、既婚者でお子様がいらっしゃらない方にはぜひ読んでほしいです!

 

妻や子供を本当に愛している故に、本音を赤裸々に投稿します

 

妻に対してのラブレターの気持ちを添えて。

 

・私たち、結婚してラブラブだから仲がいい♡

 

・うちの家庭には出産しても仲良しでいられるよ!

 

私も妻が出産前はそう思っていました、、、

 

自分でも、子供や妊娠期の夫婦仲は非常によく、出産する4年間は自他ともにおしどり夫婦と呼ばれたものです。

 

不妊問題もありつつ、でも夫婦で乗り越えていこう、と非常に未来志向の話をしておりました。

 

しかし、天使の様な子供を授かり、幸せな家庭を築こうとした矢先、別居問題や離婚間近まで関係が悪化しました。

 

そこで、「幸せな家庭像の在り方」について真面目に「産後クライシス」について述べたいと思います。

 

「産後クライシス」とは、NHKの情報番組が作った造語で、クライシスは、危機・局面・崩壊を意味します。


産後クライシスの定義は「産後2年以内に夫婦間の愛情が著しく冷めてしまう現象」をいいます。

 

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厚生労働省が5年に一度行っている「母子家庭になった時期」の調査結果によると、離婚したときの子どもの年齢は0歳から2歳(死別・未婚の母除く)が最も多いという結果がでています。

 

産後早い段階で離婚に至るケースが増えており、産後クライシスは離婚に発展しやすい傾向にあります。

 

症状や感じ方にはかなり個人差がみられますが、一般に感情の起伏がこれまでと比べて激しくなったり、脱力感や、夫に対するイライラや嫌悪感を感じることが多いようです。

 

これまで仲良くやってきたはずなのに、産後、急激に夫を敵視してしまうことが特徴のようです。

 

では、産後クライシスを引き起こしてしまう原因には、どのようなものがあるのでしょうか。

 

●産後の体調不良

 

お母さんは、妊娠期間中からさまざまな体の変化に対応しながら、出産という人生の一大仕事を終えます。

 

しかし、その直後から休むわけでもなく、ノンストップで赤ちゃんのお世話を付きっ切りでこなしています。

 

そのため、体力も精神力も削られていき、回復させるのに時間がかかってしまいます。

 

育児は体力勝負な部分もあり、慣れてくるまでは肉体的にも疲労してしまうのです。

 

●ホルモンバランスの変化

 

妊娠中の女性の身体の中では胎児を育てるための女性ホルモンが生成されていますが、出産を終えるとこのホルモンは急激に減少します。

 

この急激なホルモンバランスの変化に、お母さんのからだが追いつけないと、心身ともに不調が生じてしまいます。

 

自分でコントロールできない生理現象ですが、ホルモンバランスは時間とともに落ち着いていきます。

 

●精神不安による産後うつ

 

出産を機に仕事を退職した女性は、社会に取り残されたような気分になったり、未婚の友達と会話や感覚が合わなくなったりと、これまで自分が積み上げてきたものが崩れていってしまうような焦燥感を感じてしまうことも、ひとつの理由です。

 

これらが複合的に組み合わされることによって、産後、うつ病を発症してしまうお母さんは少なくありません。

 

産後うつとは出産後2~3週間ごろから発症する方が多いようですが、数ヶ月経ってから発症する人もいます。

 

うつ病で、症状は一般的なうつ病とほぼ同じで、治るのに1ヶ月以上かかるケースが多く、なかには長期化する方もいます。

 

●夫の育児参加の有無

 

お母さんは妊娠期間中、自分のからだの中で赤ちゃんを育て、産んでからも毎日赤ちゃんのお世話をすることで、母親の自覚が芽生えていきます。

 

一足先に母性が芽生えているお母さんに比べると、お父さんは赤ちゃんが産まれてから、はじめて父親の実感が生まれるようです。

 

お父さんとお母さんを比べると、赤ちゃんのお世話はお母さんのほうが得意なケースが多いようです。

 

そこで、お母さんが自分と同レベルの家事や育児をパパに求めてしまうことがありますが、お父さんはお母さんほど要領よく家事、育児をこなせません。

 

お父さんが育児に積極的に参加しても、お父さんはお母さんほど上手にこなせないことに、苛立ちがつのったり、そもそもお母さんが育児参加しない、といったケースがあるようです。

 

そのため、お父さんに対する不満が募っていってしまい、産後クライシスになってしまうケースがあります。

 

これは私も経験しましたので、育児、家事を「やっているつもり」では、お母さんには伝わらないんですよね。

 

では、どのように産後クライシスを乗り越えていけばいいのでしょうか?

 

産後クライシスに陥ってしまったからといって悲観する必要はありません。

 

必ずしも離婚に繋がるわけではなく、きちんと対処してひとつでも原因を減らしていければ乗り切ることができます。

 

真面目なママほど、はじめての育児だとしても、一生懸命がんばって、そつなくこなそうとしてしまいます。

 

また人一倍、子どもを立派に育て上げようという意識も強い方は、それがストレスになっていることもあるようです。

 

 

●実家を頼ってみる

 

たまにはお母さんも休息の時間は必要です。

 

ご実家のご両親に子供を預けて、自分に合ったリラックス方法を出来る時間を作りましょう。

 

特に私の妻の様に真面目な性格な方は、おススメ致します。

 

●夫に期待しすぎず、言葉でちゃんと伝える

 

産後クライシスの最悪な結末を迎えないためにも、夫とのコミュニケーションを大切にしてほしいです。

 

育児や家事に追われているお母さんからすると、「察してほしい」という気持ちになりますが、お父さんも、どう育児に参画していいか、戸惑います。

 

私自身、「察して」オーラを出されていても、言葉に出さないとなかなか理解できないものです。

 

具体的に、「育児、家事をここまでやって」という意思表示が大切かと思います。

 

●お互いに理解する努力をする

 

夫婦間、きっとどちらにも言い分はあるでしょう。

 

一日中、育児や家事に追われているお母さんの立場を考えると、お父さんにもっと積極的に参加して欲しいと思うのは当然のことです。

 

しかし一度立ち止まって、お父さんの立場で考えてみてください。

 

家族を養うために働き、1日8時間近く家を空けているので、お母さんと同じように子どもがなぜ泣いているのかを感覚的に察するには、経験が足りません。

 

育児参加したい気持ちがあっても、具体的にどう動いたらいいのかがわからず、戸惑ってしまうのは当たりまえです。

 

このようにお互いに相手を尊重し、一緒に子育てができれば産後クライシスから抜け出す近道となるのでは、と私は思います。

 

◎最後に

 

産後クライシスは、お母さんだけが頑張ることで解決できません。

 

夫婦で乗り切る必要があります。

 

夫婦の愛情が冷えこむ理由は、日々のお父さんの態度に一因があることが多いようです。

 

しかし、お母さんがしっかり自分の気持ちを受け止めてほしいこと、具体的にどうしてほしいかなどをお父さんに伝え、夫婦で助け合う姿勢が大切かと思います。

 

愛する子どものために、夫婦の笑顔はかけがえのないものです。

 

私の子供も、夫婦不調和になった時には、必ずと言っていいほど泣きます。

 

共に愛し合ってきた仲だからこそ、夫婦間に亀裂が入ってほしくないと思っております。

 

一人で抱え込まないでください。専門家や信頼できる方、に建設的に解決していきましょう。

 

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