【みんなの学校全国大会に参加して〜インクルージョン教育の大切さ〜】
先日みんなの学校全国大会に母校の大学へ、学びに行ってきました。
ハンディキャップ、貧困、機能不全家庭等、社会では様々な問題を抱えた子供達が沢山います。
それを包括的な教育をされているのが、不登校も特別支援学級もない、同じ教室で一緒に学ぶ、「大阪市立大空小学校」です。
人は皆同じ、人は共生社会で生きていく大切さを改めて学びました。
私たちの時代は、初等中等教育において、少し知的が遅れている子供達、身体にハンディキャップを持っている子供達と一緒に学び舎を過ごしました。
しかし昨今、初等中等教育においても、ハンディキャップのある子は、特別支援学級に隔離し、子供が「健常児」と「障害児」を引き離す教育をしている様に思います。
グローバル社会の昨今、「優生思想」が現代社会に脈々と息づいている気がします。
相模原障害者施設殺傷事件の植松容疑者の様な、偏った思想、自民党の杉田水脈議員の、LGBTは生産性がないという発言は、日本が「優生思想」に侵されている、氷山の一角だと思います。
障害の有無や人種などを基準に人に優劣をつけようとする「優生思想」は、経済力や運動能力などの「生産性」がなければ「生きる価値がない」という考えに結びつきやすいのではないでしょうか。
障害者や高齢者、経済的に困窮状態にある人だけではなく、病気で思うように働けない人、コミュニケーションが苦手だったり他人と異なる特徴があったりして学校や職場に居づらい人など、「優生思想」の現代社会に脅かされています。
果たして、人が人らしく生涯を幸せに真っ当するのはいけない事なのうでしょうか。
みんな十人十色、家庭環境、ハンディキャップ、様々な悩みを抱えて生きています。
そんな子供達と触れ合う機会を作ったインクルージョンの学校教育は素晴らしいと思います。
もちろん、弊害もあるかもしれませんが、人と人が支えあっていくのが「和」の文化。
どんな人でも人権はあり、どんな人にも幸せになる権利がございます。
後は、ノーマライゼーションの仕組み、教育作りを日本が本気で取り組むか否かです!
長々となりましたが、真の共生社会を創っていきたいです。
※約一年前、マジョリティの生き方から、急に医師からマイノリティと宣告された私より。
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